BC州復興手当は、250万人のブリティッシュ・コロンビア州民を支援するとともに、地域経済を活性化しています。この手当は、対象となる家庭や片親には最大1000ドル、個人には最大500ドルが支給されます。2021年度予算では、続いてBC州復興手当への資金提供を行います。申請は、2021年6月30日まで受け付けます。

過去4年間の歴史的な投資により、3万5000以上のBC州の家庭が低価格のチャイルドケアを利用できるようになりました。2021年度予算では、1日10ドルのチャイルドケアスペースの数が2倍以上、つまり75のチャイルドケアセンターが追加され、そこに頼る何千もの家庭がこのプログラムの恩恵を受けることになります。

• 今後も毎年新しいスペースを設け、シームレス・デイの試験的プログラムの拡大により、より多くの家庭が学校の敷地内でチャイルドケアを受けられるようになります。
• 支援が必要な子どもたちの日常的な活動への参加を促進するプログラムを利用できる家庭がさらに2000世帯増えます。
• 2000万ドルの助成金は、チャイルドケア施設の安全性を確保するために、清掃用品や個人用保護具、スペースの改善などを行うチャイルドケア提供者に、健康と安全に関する追加の助成金を提供します。

• 9月からの授業に合わせて、34万人以上の12歳以下の子どもたちが無料で公共交通機関を利用できるようになります。
• Translink社の地域に住む家庭では、子ども一人につき年間最大672ドル、BC Transit社の地域に住む家庭では年間最大400ドルの節約になります。

2020年10月より、約30万世帯が、子供が18歳になるまで続くチャイルド・オポチュニティ・ベネフィットを受給し始めました。子供が1人の家庭では今年最大1600ドル、子供が2人の家庭では最大2600ドル、子供が3人の家庭では最大3400ドルが支給されます。

高等教育を支援するための新たな資金を提供します。これには、ヘルスケア分野におけるトレーニングできる定員を増やすための新たなスペースなどがあります。

StrongerBC経済回復計画で始められたトレーニングを継続するための3,200万ドルの内訳は以下の通りです。

• 先住民のコミュニティや組織と協力して技能訓練へのアクセスを拡大するために1700万ドル。
• 再教育や新たなキャリアを目指す人々のためのマイクロクレデンシャル・トレーニングの拡大に500万ドル。
• 仕事と統合した学習機会と短期技能訓練に1000万ドル。

イノベーター技術戦略プログラムの拡大、天然資源分野での雇用機会の提供など、青少年の雇用対策に4500万ドル。

学校におけるメンタルヘルス支援を改善し、人種差別や和解に対処するための投資を行い、次世代が必要な支援を受けて成長できるようにします。また、BC州内のコミュニティで新しい学校を建設し、既存の学校を最新化するための設備投資も続いて行います。

和解とは、一つの決定、出来事、瞬間ではありません。それは、私たちが共に歩む、共有された継続的な旅です。 2021年度予算は、和解を進め、より包括的な経済を構築するために、2020年秋に策定されたStronger BC経済回復計画に基づいています。この予算には、和解を進め、先住民がBC州の経済回復に十分に参加できるよう先住民との共同作業を行うための資金が含まれています。

2021年度予算には、以下も含まれています。

• 先住民関係・和解省に年間6000万ドルの資金を提供します。これは、交渉を含む土地・資源活動への先住民の参加や、法律・政策・プログラムへの関与を支援するための専用資金です。
• 先住民文化的に安全な健康サービスを支援し、先住民の健康へのアクセスとサービスを向上させるため、各地域の保健局に先住民の連絡係を増員するために4500万ドルを計上。
• ファーストネーション保健局に1400万ドルを提供し、BC州内の先住民を対象としたメンタルヘルスと依存症のサービスを提供する。
• 先住民族の家庭に先住民文化的に配慮した保育を提供するアボリジナル・ヘッド・スタート・プログラムに400人分のスペースを追加。
• 何百もの先住民のコミュニティや組織と提携し、技能訓練プログラムへのアクセスを拡大するための資金提供。

2021年度予算には、社会的弱者に向けたプログラムと資金が含まれています。その中には、BC州の所得・障害者補助金に対する過去最大の永続的な増額も含まれています。

• 所得・障害者支援率の月175ドルの引き上げは、これまでの2回の引き上げに加えて、支援を受けている人々にとっては2017年から合計で月325ドルの引き上げとなり、最大で53％の増加となります。

高齢者補助金は2倍になり、最大8万人の低所得高齢者が恩恵を受けます。また、ケアを受けている子どもや、代替ケアを受けている子どもを支援するための資金や、障害や医療が必要な子どもを支援するプログラムへの追加支援も行われます。コミュニティ・リビングBCは、2万4000人以上の発達障害のある大人とその家族にサポートとサービスを提供するための新たな資金を獲得します。司法制度への新たな投資により、特に女性、目に見える少数民族、ひとり親、難民、先住民、2SLGBTQ+コミュニティのメンバー、低所得者が、タイムリーかつ公平に司法を利用できるようになります。

政府が2018年にBC州のための住宅という10年計画を開始して以来、2万6000戸以上の新しい住宅が建設済み、または、建設中です。 2021年度予算では、成長期の家族、高齢者、暴力から逃れてきた女性や子ども、学生、先住民のために手頃な住宅の選択肢をさらに増やし、中所得世帯や家族のために約9000戸の住宅の建設を支援します。また、2021年度予算では、パンデミックの際に安全な場所として提供した3000以上の一時的な緊急避難所とホテルのスペースを維持することで、ホームレスの人々、またはその恐れのある人々を引き続き支援します。